ロロ踏み!
※(ルルーシュがロロをひたすら踏むだけです。)

勢いよく胸をけるとロロは地面に倒れ、当然あちこちをぶつけて数秒体を強張らせた。
「兄さん……?」
何故こんなことをとでも言いたいのだろう。
あまりに当たり前のことだ。耳障りだから口を塞いだ。
踏み潰したのでさらに耳障りな音が聞こえた。
割箸なんかの爽快なのじゃない。
むしろ心理的には陶器を割ったときのような音だ。
それから呻き声と、がらがらとうがいをする音、泡を吹く音。
口から血と一緒に唾液や歯を垂れ流す無様な義弟は、まだ哀れな小動物の目をしている。
こいつは暗殺者じゃなかったのか?

再度顔の下半部に足を乗せる。
顔が小さいからか鼻の下あたりに足の横端を当てるとだいぶあご側にはみ出した。
先ほど踏んだ時よりは力を緩め、マッサージするようにしばらく圧迫する。
そして今度は鼻に爪先を向けた。
靴先で半開きの口をこじ開け、前歯のあった辺りを靴の角でえぐるようにする。
何かの漫画でえぐる時の効果音が「イングリモングリ」だったな。
いちいち切なげにこちらを見てくるのが不快で、気道確保のように首から上へ踏んだ。
ロロは目を見開いた。
どうしたらこいつの目を映さずにすむだろう。
さらに踏み込むと変な喘ぎが増すだけだった。

どこかしこが痛むにつれロロはいちいち膝を跳ね上げていた。
両膝にそれぞれ足を乗せると、それだけで痛むようだったから地団駄を踏んでやった。
地面でやるより変な音がした。

ロロはようやく抵抗の意思を見せたようで気づくと少し扉の方へ移動していた。
這っていたようすだから逃げられようはない。
うつ伏せになったロロの背中の、体の前面なら腹に当たる部分を踏みつける。
その足を今度は肩甲骨に持って行って踏む。
靴だと輪郭がぼやけるから入念に撫でるように掻く。
まだ少年だというのが良くわかる。服を脱がせたら赤いだろうか。
この皮膚を破ると翼がはえるだろうか。まあもっともすぐにもいでしまうが。

突っ伏した額と床の間に足を割り込ませ裏返す要領でこちらを向かせる。
ロロは目をむいてこちらを見ていた。
上目遣いが行過ぎて睨んでいるようだった。
顔を踏んで何とはなしに名前を呼ぶと、悲愴感溢れる不明瞭な言語で名前を呼ばれた。