もつれつイースター
※(2008年坊ルクお祭のときのものです)

超絶のどかな本拠地で、今日も何かと暇である。
「ひまー」
「……」
「えい」
べし。べしゃ。
「!」
「遊んでー」
「だったら口で言えばいいじゃないか!」
本を叩き落す理由が不明だ。
「ルック聞いてないんだもんそこで!」
「なに……?」
「いやだってこうでもしないとまた本読みだしそうだから」
極小の舌打ちは無視される。
ついでにため息を了承の合図ととる。
「でね、ツイスターしましょう」
「知らん」
「いやあの」
「で?」
会話がそこはかとなくかみ合わなくなってくる。
パターン通りだ。
「あ、ああルールか……」
「はぁ? ルー・ルカ? 誰だよ」
「いやあの」

ルールは以下のとおり。
1、カラフルな円が整列してかかれた専用のシートを用意。
2、互いに体の部位と、色を指定。
3、指定どおりに手などを円の上に置いていく。
4、もつれて転んだ方の負け。
「ほんとは指定にルーレットみたいの使うんだけどね左手赤!」
「え」
ぱったむ。
「あ、釣れた」
「うっせえ! やりゃいいんだろアホ左足青!」
「怒涛だねえ。右足青」
なんだかんだで遊んでもらえて英雄素敵に上機嫌。
「左手黄……」
なんだかんだで子供な自分に風っ子ちょっぴり鬱。
「えへへ、左足緑」
「左小指赤」
「え?」
「左小指」
「こ、こうかな……」
「たぶん」
「ルック、ルールまでたぶんでやってない?」
「たぶん」
「……左手青」
「左薬指緑」
「…………づ」
「勝った。……あ?」
軟弱なことに伸びている。
「ふん、すかぽんたん」

一陣風が吹いた気がして、目覚めたらルックはいなくて、すっかり痛みは消えていた。